チョップスティックスのサイトへようこそお越し下さいました。

よく、「なぜ国産米を使用したフォーを作ろうと思ったのですか?」という質問を頂きますので、
まずはそれについて説明させて頂きます。

海外への関心が強かった私は、これまでヨーロッパを皮切りに、
アメリカやアジアの国々で様々な食文化に触れてきました。
その中で次の2点に気づきました。

1)日本の米は世界で一番美味しいということ

様々な国で様々なお米や、そこでの日本米の評価に触れるうちに、そう考えるようになりました
ちなみにベトナムの場合、日本米は現地の通常の米より2倍以上の高値がついていますが、
現地のスーパーでも高級食材として好評を博しています。

2)お米の麺は「美味しい」ということ

米麺は日本にない食文化ですが、アジアの広範囲で見かけられる、とても一般的な麺です。
初めて米麺を食べた時、今までにない食感と味に感動しました。
「何故これだけ麺好きな日本人が自国のおいしいお米を使って麺を作らないのだろう」
                                  …と気づいたのです。

そこで、「日本の米で麺を作れば、世界で一番美味しい米麺が作れるのでは」という発想から、
世界初の日本米による米麺の製麺に挑戦しました。
(米麺製麺の苦労話は、「チョップのフォーの秘密」のページをご覧下さい)

米麺といえども様々な種類がありますが、その中でもベトナムのフォーに関心を持ち、
すぐにベトナム現地の製麺工場に視察に向かいました。
そこで食べたベトナム料理の美味しさにも魅力を感じ、
同時に「ベトナム料理」への挑戦も始まりました。

私は今でも毎年ベトナムへ食べ歩きに出掛けます。
北から南まで、様々な街へ行き、
その土地の名物料理や郷土料理を食べるだけでなく、
地元の人に混じって、屋台や食堂で「庶民の味」を食べています。
また、時にはベトナム人の友人の家で家庭的な料理を御馳走になることも多々あります。
(食べ歩きについては、「ベトナム料理の旅ブログ」をご覧下さい)

そうした中で特に私が興味を抱いたのは、「屋台料理」でした。
文化の違いもありますが、ベトナムではどんなにお金持ちでも、屋台で食事をしています。
子供の頃から、道端の露天で朝食を食べたりするのが習慣となっているからかもしれません。
庶民もお金持ちも、みんなが気取らずに美味しい屋台に集まり、
楽しく食事をしている姿が、とても私は好きです。

「日本でもこういう店をやりたい」と思い、
現在の「市場の中」という特殊な場所に店を出しました。
できるだけリーズナブルで美味しい料理を提供し、
そして現地の屋台と同じように、気取らずに食事を楽しんでいただける雰囲気を大切にしています。

お子さまからご年配の方まで幅広く親しんでいただけるベトナム料理。
「高円寺の小さなベトナム」で、皆様のお越しをお待ちしています。

茂木 貴彦 (もぎ たかひこ)
チョップスティックス オーナーシェフ

 和食を中心とした活動からキャリアを重ね、英国では日本食レストラン立ち上げに参加。海外生活や旅行を通じ、世界の食文化に興味を持つようになる。2003年チョップスティックス開店と同時に厨房に立ち、現在オーナーシェフ。その傍ら、銀座で展開されていたベトナム料理店の立ち上げ時に料理長を務め、ベトナム料理研究家・伊藤忍氏と共に商品開発を担当する。
「食文化は日常生活の中にある」という考えから、機会を見つけてはベトナムへ赴き、現地でベトナム人と生活を共にすることで、日常生活に根付いたベトナム料理の見聞を更に広げるべく奮闘中。

★ チョップスティックスの7つのこだわり

1.日本初の生麺フォー

日本の米が世界で一番おいしいと考え、国産米粉のみを使用。
もちろん、国産なので安心・安全な米粉です。
さらに防腐剤も無添加。
粉状の酢を添加することで、賞味期限を維持しています。

2.スープ

化学調味料無添加のスープ。
ベトナム料理でよく使われる化学調味料のかわりに、
北海道産利尻昆布と羅臼昆布でダシとうまみを補っています。

3.鶏ガラ

国産地鶏ガラのみ使用。
鮮度のよい鶏ガラを主に宮崎から仕入れています。
※時期により産地を変えることもありますが、
 国産地鶏のみを使用しています。

4.生野菜

フォーのトッピングに使われる生野菜は、国産野菜のみを使用。
フレッシュな野菜のおいしさをフォーと共に味わって下さい。

5.調味料

すべての料理に、塩は精製塩よりも甘みのある天然塩、
砂糖は上白糖よりも甘みのある三温糖を使用し、
ヌクマムはうまみの多いベトナム・フーコック島産の
度数35°のものを使用しています。

6.屋台料理

ベトナム庶民のごちそう、屋台料理。
ベトナム各地の名物屋台料理の中から、
オーナーが食べ、自分の口にあったものだけを厳選。
本場の味を再現しつつ。さらに必要があればアレンジしています。
また、毎年ベトナム各地を食べ歩き、新しいノウハウを仕入れています。

7.家庭料理

ベトナム人の家にお邪魔した時、ご馳走になった料理を再現しました。
ベトナム人のお母さんやお姉さんに教わった、素朴な料理もお楽しみ下さい。